ブルー

2005年5月28日 日常
先日、友人の家の猫が亡くなりました。
学生時代の友人の家で産まれた五匹の仔猫
その内二匹分が里親が決まらないと泣き付かれ、すでに三匹の猫が走り回っていたにも関わらず、引き取ったのは僕でした。
同居していた相方と別に住むようになるまでの数年を一緒に暮らした子。
今家に居る子とは同腹の兄弟、外見は色ちがいでそっくりなのに、性格が対照的で。
黒とグレーの虎縞に緑の瞳のブルー。
元は白、典型的なシールポイントに青い瞳のユリ。
少しばかり神経質で臆病なユリは、客の出入りが多い我が家で育てたのに人見知りはなおらず。頑固だったり、注文がうるさかったり。
ブルーは素直で愛嬌があって…ちょっとだけ後先を考えないから、色々なことをしでかしてくれたものでした。
飛び移った棚から落ちたり、客人の背中に飛び付いて降りられなくなったり…
別々に住むようになってからも、遊びに行くと、暑い最中でもべったり隣にくっついて寝てたり、乗り切らないくらい大きな体なのに膝に乗ってみたり。何年経っても忘れずにいてくれたのが嬉しかった。
5月18日朝、飼い主から届いたメールは、前日の夜に入院したブルーの訃報でした。
体調が悪くなって、通院してるとは聞いてたけれど…また元気になったら会いに行こうと、安易に考えてた自分のあさはかさ。
内耳炎が脳に入ってしまい、呼吸器を圧迫していたそうです。
彼女の家で猫が亡くなったのは二度目で…その子達は、彼女が初めて一緒に暮らした猫達で。
前回も、彼女は泣いて、気付いてあげられなかった、最期に一緒にいてあげられなかった、と自分を責めて数週間沈んだままになっていたから。
ごめんね、って思う気持ちはわかるけど、そんなことを恨むようなコ達じゃ無いから。
むしろ、心配しちゃうから。
「ありがとう、また会おうね」って伝えてね、とメールしたんだけど。
でも、まだ気持ちが切り替えられないと、メールが帰ってきた。
この辺りにいるのかなあ…って。
手を出してみてしまう、と。
誰にも、どうにも出来ないことだけど。
あのコが死んだのは彼女のせいじゃないし、自分を責めても何も変わらない。
そして僕も。
彼女に何もしてあげることが出来ない…

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